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著作権について小難しく考えてみました。 [音楽]

以前、作曲の定義について小難しく考えてみました。
そこでは、『作曲≠新たにメロディーを生み出す』と言えるという結論に至りました。
では、著作権とは何を守る法律なのでしょうか?

というわけで、「著作権」とはどんな権利を守っているのかを小難しく考えてみましょう!
先ずは意味。
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「著作物」とは・・・。
①著作によって作られたもの。思想や感情を文章に表出し,これを印刷して発行したもの。著作。
②著作権法上,思想または感情を創作的に表現したもので,文芸・学術・美術または音楽の範囲に属するもの。
(Weblio 辞書より)
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具体的な曲を使って考えてみましょう(あくまでも個人的な見解です!)。

JASRACに登録されている曲にはじめてのチュウ」という曲があります。
あんしんパパの曲です。ちなみに著作権者は、作詞・作曲共に実川俊晴さんです。
この曲はいろんなアーティストがカバーしてます。

 注:作詞の考察は割愛します。

あんしんパパ


Hi-STANDARD


Platina Jazz


他にもつるの剛士、DJ SASA WITH The ISLANDERS、etc
(敬称略)


Hi-STANDARDの方は、メロディーはそのままでコードはところどころ違うって感じです。

Platina Jazzの方は、メロディーを崩して歌ってますが、オリジナルに準拠してると言えるでしょう。
コードはどうでしょう。Jazzですから当然テンションが多用されており、リハーモナイズもされてるようです。
趣が違っててかっこいいですね。

以上の事から、このように推察できます(歌詞は除外してますよ)。
 ①コードには著作権は発生しない。  ②大雑把なメロディーラインだけが著作権に守られている。


では、「曲が似ていると感じるポイントについて」の記事で取り上げた曲で考えてみましょう。
AKB48「前しか向かねえ」とモンゴル800「小さな恋の歌」の2曲です。
JASRACでは違う作品コードが付いておりましたので別曲として扱われています。
つまり、両曲共に「それまでなかったもの」ということになります。

これは、全く同じフレーズがあったとしてもある程度の長さで捉えれば全く同じではないし、
全体を通してその曲を素にしているとは言えないという判断から
「それまでなかったもの」と見なせる、ということではないでしょうか。

過去の判例を見てみましょう。
題材は「記念樹事件」です。「記念樹」が「どこまでも行こう」の盗作と認められた事件です。
この2曲は確かに全体を通して似てます。構成が少ないということもありますが・・・。

さらに「親告罪」について触れておきましょう。
「親告罪」とは、簡単に言うと訴えられない限り犯罪にならない行為(罪)の事。日本の著作権は大部分が親告罪となってるらしいです。
余談ですが、TPP参加による非親告罪化という話もあり、非親告罪になると同人誌の大半が犯罪になると言われてますね。
今でも原作者が訴えれば犯罪になるような行為が行われてるわけですが・・・。

「記念樹事件」は小林亜星さんが服部克久を訴えたことにより盗作扱いになりました。
つまり、小林亜星さんが訴えなければ犯罪にはなってなかったということです。
そこら辺の判定まではJASRACは行ってないのです。

訴える側にしても評判が落ちそうで怖いから訴える人が少なそうですね。
だからこそ盗作がまかり通るとも言えるかもしれませんね。

ちなみに、「どこまでも行こう」をフレーズ単位で見ると他にもたくさんの曲で聴いたことがあります。
小林亜星さんが本当のオリジナル・メロディーの作者なのかもしれませんが、
今や使い古されたメロディー(素材)の寄せ集めみたいになっちゃってます。
お暇な方は探してみてはいかがでしょうか?

と言う訳で、「前しか向かねえ」は盗作かもしれませんが、まだ犯罪にはなってないのです!


以上の事から個人的な見解はこうです。
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 ・コードには著作権は存在しない。  ・カバーなら原曲のメロディーを多少変更してもメロディーに対する著作権は守られる。  ・メロディーを盗用しても「オリジナルだ!」と主張すれば、盗用された楽曲のメロディーに対する著作権は守られない。   ただし、既存楽曲の作者が訴えれば守れる可能性がある。
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どのくらいの長さ・小節数で捉えればいいのかは、かつて訴訟に発展した事件等を参考に検証しなくてはならないと思われます。
今回は割愛します。
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